千葉県千葉市の加藤歯科・歯科医・歯医者では審美治療 ・メタルフリー治療・矯正治療 ・歯周病治療・インプラントの治療を行っております。
2019.02
60歳を過ぎ、オヤジ臭との戦いが本気になってきました。私は去年「年男」で戌年です。「戌年だから鼻が良い」とか言うつも
りはありませんが、かなり嗅覚が優れています。上顎の形態的に鼻呼吸不全傾向でありながら、昔から鼻は良いのです。以前に自分の矯正治療のことを書きましたが、不完全な矯正治療でも犬歯の位置が変わったことで多少鼻のとおりが良くなり、イビキが軽くなりました。さらに嗅覚は良くなったはずなのに、自分のオヤジ臭はわかりません。時々臭う気もしますが、自分じゃよくわからない。自己防衛反応なのかね?まあ、口臭も同じですが自分の臭いはわからないのです。けど。(笑)
右のグラフは資生堂さんのHPからもってきましたが、Wikiを見ると意外なことがわかりました。1999年に2-ノネナールが体臭の一成分であることが発見され、さらに「加齢臭」という単語は資生堂の研究員によって命名されました。もともと女性の体臭を研究中に発見されたようで、加齢臭は男性のみのモノではありません。さらに2008年にライオンがペラルゴン酸が加齢に伴う臭い物質であることを発見、なんとさらにマンダムが中年男性の頭部周辺からジアセチルが不快な強い脂臭を発していることを発表。「オヤジ臭い!」って意外にもここ20年の話なんです。オヤジの権威低下と無関係じゃないと思ってしまうのは私だけじゃないでしょう。先日バイオレゾナンス医学会のセミナーに行ってきました。以前に医学雑誌の写真をネタに病気の原因を捜す話をしましたが、今回も同じ手法でのセミナー。相変わらず怪しい。(笑)私は落ちこぼれなので、それほどキチンと結果が出ません。それよりも雑談の中でいろいろと発見があるので、楽しいセミナーです。今回は「マグちゃん」の話が登場しました。
「洗濯」「マグネシウム」などと一緒に「マグちゃん」。Yahoo検索すると「洗濯マグちゃん」という商品群があることがわかりました。非常に話題の商品であること、赤ちゃんの洗濯に使われること、水道水に金属マグネシウムを反応させて水素を発生させ、水をアルカリイオン水にすることで油脂を分解するらしい・・・。
商品群の中に「バスマグ」という入浴用がありました。CMにはかわいい赤ちゃんがお風呂に入っている写真があり、高濃度水素浴ができるそうです。
ちょっと前に「水素水」ブームがありましたが、御存知のようにほとんどインチキでしたね(笑)。私も試しに水素系入浴剤を買いましたが効果はよくわかりませんでした。「バスマグ」はリアルに水素が発生するので、何かが起こるんじゃないかと思い、買おうと思ったけど1万円もします。他にないかとアマゾンの中を探していたら、「マグちゃん」っぽい商品がありました。4399円。安い!どーせ、インチキかもしれませんからね。翌日宅急便で届いたのはマグネシウム粒600g一箱と100均で売ってそうなブラジャー用洗濯ネットが2つでした。じゃらじゃらとマグネシウム半分量を洗濯ネットに入れて、2個完成。なんだか非常にチープです。本家の「マグちゃん」はキレイなネットに入っているのに・・。
まあ、中身は同じだからね(笑)。これをお風呂に投入すると「シュワーッ!」ちょっと良い気分です。で、結果は?まだ3週間しか使っていませんが、ちょっと良さそうです。実は「タモリ式入浴法」を知ってから、どんどんと石鹸の使用量は減っています。全く使わないと気になるので、頭髪と必要そうな部分だけに使っています。石けんが汚れをキレイにする作用機序はアルカリ基が反応するワケですから、「マグちゃん」の作用機序と同じ。風呂の水をアルカリイオン水にすることができるので、ここに入るだけで「洗濯」されるハズ。洗濯する対象が赤ちゃんのお洋服か「ジジイの加齢臭」かの違いだけだからね。(笑)5回ぐらい使っていると初めてお風呂に入れたときの「シュワーッ!」がなくなります。まあ、金属の反応は表面が酸化して皮膜ができてしまえば弱くなります。そこで酸化したマグネシウムを復活させるにはクエン酸液に浸せば、良いのです。
意外とクエン酸ってお掃除用として家庭に保存されているんじゃないでしょうか?うちも買ってあったようですが、ほとんど使われたことは無いようです(笑)。まあ、「シュワーッ!」は好みなので頻度はお任せですが、ウチでは週に1回ぐらいクエン酸で洗ってます。洗面器に小サジ2杯ぐらい入れて、水道水を入れて溶かしておきます。そこにザルに入れたマグネシウムを浸すとシュワーッ!っと炭酸ガス(たぶん)が出ます。若干発熱します。
時々混ぜつつ様子をみて、反応が終わったら、そのまま袋に戻して乾燥させます。次回お風呂に入れると、買った最初ほどの発泡はありませんが、かなり復活します。この「シュワーッ!」が理科の実験みたいで楽しいだけかも(笑)。
低温真空調理の話「低温調理器」って知ってます?1月のバイオレゾナンス医学会で「50度洗い」をする水槽の温度を自動的に維持する道具として紹介されました。「50度洗い」をやってみればわかりますが、ガスレンジで50度を維持するのはかなり難しい。レタスなどは温度が高いとシナシナになるし、低いとバイ菌が活性化してしまいます。定温管理のためのツールとしてアマゾンで検索したら、7999円だったので気軽に購入しました。やって来たのは意外と大きな「低温真空調理器」でした。あれ?調理器なの??以前から低温調理の話は聞いていましたが、特に気にしていませんでした。昔は低温調理専門に使う道具がなかったから、電気釡だったり電気ポットだったり。近頃行くフランス料理屋で「39度に火入れしたタスマニアサーモンのコンフィ」とかいてあったのをチラッと気にしていましたが、「39度」が現実にどういう意味なのかわかっていませんでした。
そこでアマゾンで「低温調理器」を検索したときに一緒に出てくる「家庭料理の大革命低温真空調理のレシピ」という本を購入しました。著者は千葉の館山出身の女性で辻調理学校の先生を長くやっていたようです。焼く、煮る、炒める、揚げる、蒸すなど加熱調理の方法はありますが、ビニール袋(ジップロックなど)に肉塊を入れて湯煎する調理法はさすがに20世紀の発明でしょう。ところで低温真空調理をするメリットとはなんでしょう?あまり気にしていないかもしれませんが、生野菜や魚、肉には必ず人体に有害な細菌、寄生虫がいます。ちょっと前に生の牛レバーで死人がでましたが、あれは寄生虫によるものです。ユッケなど生肉でもときどき死にますね。大昔からそういう悲しい経験をしつつ、人類は火を使って調理することで獣肉を食べてきました。
「とにかく食べられればOK!」だった長い時代を経て、近頃は「もっと美味しいモノを!」という欲求が高まり、いろいろな美食文化が花咲いているわけです。購入した本を読むと「なるほど!」と思うことがいっぱいなんですが、メリットは安全確実に加熱調理できること、さらにフライパンなどでは加熱時に失われる水分が20~30%ですが、それが5~7%で加熱が終わるのでみずみずしく仕上がることです。また牛すじ肉などコラーゲンの多い食材は70度以上で3時間以上加熱するとコラーゲンがゼラチン化してとろけるようにやわらかくなるのです。まあ、鍋でコトコトすれば良いんですけど、ガスだと危ないから火の番をしないといけない。
放置してスネ肉、テールがキレイに調理できるなら良いですね。ちょっと前に話題になっていた電気圧力鍋も気になっていたのですが、圧力はないけどこっちでOKなんじゃないかと思っています。さらに言えば、ビニール袋ごとに料理内容が変えられるので長時間調理の場合、同時に数種類の下ごしらえができてしまう!!いろいろと良さそうなところはわかりましたが、通常の調理と低温真空調理法で作った料理の味は違うのか?ここが非常に興味あるでしょ。そこで、ちょっと前にネタにしたステーキを実際に理屈もわからないまま試してみました。近頃お気に入りのメニューで食卓登場回数も多いので、味の違いが一番わかりやすいんじゃないかと思います。材料はイトヨで買ったアンガスビーフの厚切りです。1枚500g前後、100g230円ぐらい。筋切りをして、塩、胡椒してパックに入れて55度で40分加熱。その後、通常のステーキを調理する時間から中火で加熱する時間を1分間減らして、仕上げました。ソースも同じ赤ワインソース。さて、お味は??うーん。どうでしょう?肉のしっとり感が違うかもしれないけど、どうなんでしょう?私の感覚では「美味しくなった」。家内も「美味しくなった」と感じたようです。まあ、普通に焼いても充分においしいですから・・。
通常よりも40分も時間を掛けたので、「変わらない」とは言えない(笑)。ただ、この方法なら決して失敗しないと思います。仕上げで表面にカリカリ部分をつければ良いだけですからね。ステーキって「火が通ってるか?」を悩む料理です。心配で焼きすぎて、いつもウェルダン(笑)。だから、ステーキ屋が出している肉が安いオーストラリアの牛肉と知っているけど、仕方なくステーキ専門店に行って、高いお金払って「美味しかったね!」とウソを言うわけです(涙)。絶対に値段に対して満足度は低いはず。必ず成功するならば、黒毛和牛の厚切りを奮発してもOK?「たまにはおウチで贅沢を!」という場合にはとっても良いんじゃないでしょうか。2回練習すればOKだと思います。練習にはアンガスビーフをどうぞ。作って食べてみたら、たぶん「この値段の肉でイイや!」と思うでしょう。だって、充分美味しいですから。「50度洗い」のために買った機械なので、それほど欲張りませんが、いろいろと面白いレシピや使い方が発見できたら、報告します