かとう歯科では顎関節症 ・噛み合わせ症候群の治療を行っております
※上記番組で紹介されている池田先生は院長の同級生になります。
「治療に行くたびに歯を削られて、噛み合わせが低くなり、症状が悪化する一方です。最近ではどこで噛んで良いかわからなくなりました。」
「矯正治療を受けたのですが、その後から顎の関節のところで音がするようになりました。今では前歯だけが強く当たり、奥歯ではあまり良く噛めない状態で困っています。」
頭痛と肩こりがひどく、首筋も痛みます。顔の筋肉がこわばるような感じでとてもつらいです。いったい私はどこに掛かったらいいんでしょう?整形外科?外科?もしかして歯科?どこかに専門医っているのでしょうか?」
「口を開けると痛いので、大学病院に行ったら、薬を出してくれました。痛み止めを飲めば、その時は効きます。私は一生薬を飲まないといけないのでしょうか?」
近頃、こういう声を良く聞くようになりました。
噛み合わせの問題を持つ人が増えたのでしょうか?それとも、ウチの治療を誰かに聞いて、噛み合わせの問題を抱える人が集まってきているのでしょうか???(笑)
上に書かれている患者さんは全く違う病気のように思えますが、それぞれに違う病気ではなく、「噛み合わせ症候群(*)」のいろいろな症状です。
保険外ですのでご注意ください。
K-7システムを使った噛み合わせ治療は保険外とさせて頂いています。この検査は始めてから終わるまでに3時間ほどかかります。 検査料5万円、オーソシス15万円(消費税別)を頂いております。ラスベガスでは80万円で同じ治療をしているそうです。(笑)
咬み合わせのズレは何故、起きるのでしょうか。
それにはいくつもの要因があります。
そして、大半の場合、どれか1つに原因があるのではなく、複数の要素が合わさって咬み合わせのズレとなり、それが 顎関節症、肩コリ、頭痛、腰痛などの症状として現れてくるのです。
実は一番、多いのが元々、咬み合せがズレている場合なのです。
これは乳歯から大人の歯へ生えかわった点で既にズレているのです。
ですから、何か特別なことがあったわけでなくても、咬み合せがズレてしまっていることが非常に多いのです。
八重歯があったり、デコボコに生えてくるように、必ずしも人の歯は上下のあごの位置が正しくなるように生えてくるとは限らないのです。
日々の生活の中での良くない癖によって、顎の位置がズレてしまいます。
寝てる時の癖
寝る時に横向きの状態で枕が顎を押していると、顎の位置がズレてしまいます。
頬杖の癖
頬杖をつくのが癖の人は、自分の掌で顎を片方に長時間、弱い力であっても押し続けることによって、顎の位置がズレてしまうのです。頬杖は態度が悪いだけでなく、体の健康にも悪いのですね。
片方の奥歯でばかり咬む癖
片方の奥歯でばかり咬んでいると、咬んでいる側へ顎の位置がズレていってしまいます。この時には、歯並びも微妙に変化しています。そして、反対側の奥歯でものを咬めなくなってしまいます。
舌の癖
食べ物を飲み込んだり、つばを飲み込む時に、上下の歯の間に舌をはさむクセがあると、弱い力であっても、それが長期間、何回も力が加わることで、歯が傾いてしまい、次第に咬み合わせの位置がズレてしまいます。
歯にトラブルが起こることによって、それまでは正常だった咬み合せがズレてしまうこともあります。
歯の摩耗
長年、歯を使っていると、歯を上下で咬み合せることで、歯がすり減って行ってしまい、次第に歯の高さがなくなってしまい、それが咬み合わせのズレにつながる場合もあります。
また、ストレスが多い方などは夜、寝てる時に無意識にストレスを解放するために歯ぎしりをすることがあります。歯ぎしりは物凄い力で歯を咬み合せるため、歯がすり減ってしまう原因になります。
歯が折れる、かける
長年、歯を使っていると、歯が摩耗するだけでなく、歯が欠けてしまったり、折れてしまったりすることがあります。もちろん、すぐにきちんと治せば、大きな問題にはならないのですが、そのまま放置していると、咬み合せがズレてしまう原因になることがあります。
歯が抜けてしまう
年を取ると、虫歯や歯周病で歯が抜けてしまう場合があります。
歯が抜けた後に、放置していると、スペースが空いてしまいます。
歯にかかる大きな力を両隣の歯、上下の歯でも支えているのです。
その支えがなくなってしまえば、歯は傾いてきます。
歯が傾いてくれば、当然、以前とは違った咬み合わせ、つまり、咬み合わせのズレになってしまうのです。
かぶせものやブリッジなどの歯科治療によって、咬み合せがズレる場合もあります。
かぶせものやブリッジを入れる際、必ず、咬み合わせの調整も行います。
しかし、ほとんどの場合、赤い紙(咬合紙といいます)を患者さんに咬んでもらって 「違和感はないですか?」と歯科医師が聞いて、違和感のないように調整するのです。
つまり、患者さんの正しい咬み合わせになるように調整するのではなく、患者さんが不快感を感じないように調整しているだけなのです。患者さんは以前よりも高いと不快感を強く感じますが、以前より低くても違和感を感じません。
そうなると、治療をすればするほど、歯の高さが低くなってしまい、次第に咬み合わせの位置が後ろの方へズレて行ってしまうのです。
患者さんは咬み合わせのズレによって、発生する顎関節症、肩コリ、頭痛、腰痛などの症状が出た直前のことが原因で問題が起きたと考えやすいです。
ですので、歯科治療を受けた後に、顎関節症、肩コリ、頭痛、腰痛の問題が発生したことで、歯科治療が原因で起きたと考えがちなのですが、必ずしも、歯科治療が全ての原因ではなく、その他の原因も既にあり、歯科治療が引き金となって、症状が発生したという場合も多いのです。
週刊朝日MOOK
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きれいな自分の歯で一生噛みたい方、老年期に入れ歯を入れることがイヤな方、これ以上自分の歯をなくすのがイヤな方、「健康」であることを大切であると思う方のための歯科医院です。
応急処置のための歯科医院ではありませんので、御了承ください。
医院を運営するにあたって考えていることは、「かとう歯科は院長である私が通ってみたい歯科医院」であることです。