千葉県千葉市の加藤歯科・歯科医・歯医者では審美治療 ・メタルフリー治療・矯正治療 ・歯周病治療・インプラントの治療を行っております。
2011.4
院長 加藤昭浩
しばらくお休みさせて頂き御迷惑をお掛けしました。実
は23〜25日まで大分に行っていました。14Fの自宅は地
震でグチャグチャ、さらには余震による地震酔いがひどく眠
れない状態になってしまいました。 もともと療養中の家内
の両親の見舞いを兼ねて、春休みに家族で大分に行く計画を
立てていましたが、それを前倒しで休んでしまいました。御
迷惑をお掛けしました。
「地震酔い」という病名は初めて聞きましたが、今にして
思えば、2年前に倒れたのもその辺の機能がもともと弱いの
でしょう。おみえになる患者さんも地震酔いを訴える方も多
いように思います。
テレビでも地震酔い解消法をいろいろとやっていますが、
私のオススメはプルプル体操です。ゆるいネーミングです
が、この体操は姉の出た気功師養成学校のメイントレーニン
グなんです。それだけやれば気功師になれるわけではないで
すが、「気」の通りが良くなり、健康増進トレーニングとし
てすべての方にお薦めです。
この順番のとおりにやっていけばよいです。
1〜5は準備運動、6,7がメインです。3のアク
ビは無理してアクビします。3回ぐらい。
6,7の最中にゲップやおならが出ると思います
が、我慢せずにだします。(笑)この運動を数日間
続けると便秘も解消すると思います。各5分とあり
ますが、もっと長くても良いです。10分ぐらい続
けると指先がピリピリしてくると思います。これが
「気」です。まるで静電気のようにカラダに満ちて
くるのです。初めてではなかなか感じるのは難しい
と思いますが、1週間続けるとけっこう感じること
ができます。この「気」をカラダに取り込む作法が
8,9,10です。「気」が掌に感じられたら、カラダに
擦り付けます。この「気」で他人の治療も可能です
が、自分の「気」を使ってしまうので危険です。絶
対にやめてください。マジで突然死します。(笑)
6,7の動きもちょっとした「コツ」がありますの
で、真剣に習いたい方は受付にお聞きください。さ
らに、本気で気功師の修行をして、認定気功師にな
ろうと思う方も受付に聞いてみてください。
(図は「ぷるぷる健康法」より転記しました)
このニュースレターをお読みの方は原発事故の話をそれなりの知識を持って聞いていることでしょ う。「電磁波」であったり、「放射線量」であったり、私の文章の中に多く出てくる単語ですか ら・・・。でも、2ヶ月に1回程度ならばそれほど不快じゃないかもしれないけど、毎日テレビ ニュースで聞き、新聞記事で目にする。日常の生活の中にこういう単語を使わなくてはいけない今の 現実は不幸です。こういうネタは今の時期にやめようと思ったのですが、いつも書いている人間が書 くべき時に書かないとなると、もしかして非常に危険な状態なんじゃないかと思われるのもイヤなの で簡単に解説を書きます。誤解の無いように書きますが、専門家じゃないので正しくない表現があ るかもしれません。あしからず。
不安になる最大の理由は「よくわからない」からです。テレビのアナウンサーの中には「放射能」と「放射線」を混同している人がいますね。「放射能」って「放射線を出す能力」だから「放射能を浴びる」っておかしいんですよね。「放射能を持つ放射性物質から出る放射線を浴びる」が正しいんですよね。「ヨウ素」って今とっても話題ですけど、うがい薬のイソジンは飲まないでください。「ヨウ素131」は放射能を持つから危険なんです。通常のヨウ素は「127」です。この「131」や「127」はそれぞれのヨウ素が持つ「質量数」です。同じヨウ素で質量数が違う原子を同位体といいます。同位体の中には放射性を持つ原子があり、「131」は放射性同位体です。チェルノブイリ事故の後、汚染された食料を採ったために甲状腺ガンが子供に増えました。通常10万人に1人発症していたのが、10万人に13人になりました。しかし、治療ができるので06年までに死亡したのは15人だそうです。その経験からヨウ素「131」は危険なので、若年者特に12歳以下の子供は気をつけましょうということになりました。でも、40歳以上の人には問題がありません。また、日本人は普段から海産物の摂取量が多いので、それほどヨウ素は取り込まれないのではないかとも言われています。
「単位」もいろいろあってよくわからないですよね。「放射線の単位って、キューリーじゃないの?」と思っている方は半分正解です。発見者のキューリー夫妻にちなんだ単位で、1キューリーは「1gのラジウム226が毎秒出すアルファ線の量」です。 ちょっと古い単位です。 今はベクレルになりました。1キューリーをベクレルで表すと37ギガベクレル。これだけではどのぐらいの大きさなのかわかりません。薬の致死量のようにどのぐらい放射線を浴びたら問題が起きるのか?これを表すために吸収線量があります。これがグレイ(Gy)です。さらに放射性物質には「半減期」というものがあります。これは「能力が半分になるにはどのぐらいの年月がかかるか?」で、ヨウ素131は半減期8.02日でβ崩壊してキセノン131になります。セシウム137は半減期30.17年でβ崩壊してバリウム137になります。さあ、わからなくなってきました。完全に頭が崩壊しています。(笑)実はもう一つ大事な単位があります。それがシーベルト(Sv)です。シーベルトとグレイなんて、クラシックの作曲家と日本のロックバンドみたいですが、シーベルトは生体への被曝を表す単位です。放射線に
はいろいろと種類があります。α線、β線、γ線、X線、中性子線、などなど私の以前のニュースレターでおなじみですね。同じ「1発」でも飛んでくる弾がピストルなのか大砲なのかで受ける側の影響が違います。これを表すために、線種ごとに決まった係数を掛けた線量、更にそれぞれの臓器の感受性で重み付けして足し合わせた線量(実効線量)もシーベルトで表されます。ピストルに相当するのがβ線、X線などで係数1です。大砲に相当するのはα線や中性子線で係数20です。ですから、まき散らされた放射性物質が何なのかが重要になります。ヨウ素、セシウムは係数1のβ線が出ます。「毒性の強いプルトニウム」と言われますが、プルトニウム239はこの係数が20であるα線を出してウラン235になります。さらに悪いことにプルトニウム239の半減期は長く24000年です。避難地域の設定は日本は30キロ、アメリカは80キロと、国によって異なり、非常に悩ましい問題を引き起こしていますが、果たして千葉へはどういう影響があるのでしょう?今後の展開に注目しています。しかし、どこへ逃げても全く影響を受けない地域は地球上にはありません。放射線には自然放射線というのもあって、標高の高いところは宇宙線が強いですし、岩石に強い放射線を出すモノもあります。 急いで日本を出国した外国人が多いですが、彼らの地元の方が自然放射線がバリバリということもあります。世界平均は2.4mSvです。日本の自然放射線は低めで1.5mSvです。「宇宙なら!?」と思うでしょうが、宇宙ステーション内は一日で1mSv(年間許容量)だそうです。(笑)できたら、地球。やっぱり日本がいいなあ・・。
編集後記
今回の地震は津波の被害が甚大でした。海水が引いた後の光景は言葉を失うぐらいひどいものです。 聖書の中に描かれる大洪水とノアの方舟の話は事実なのでしょう。 46億年の地球の歴史からすれば「よくある小さな出来事」の一つなのかもしれません。 1896年の明治三陸地震でも38mの津波が確認されているので、今回の地震は100年に一度の「よくある話」なのかもしれません。 だから地震対策は万全!でも津波対策は皆無っておかしいですよね。 「想定外の出来事」で済ませてよいことではありません。想定外の出来事に対応するのが社長の仕事。 日本国も東京電力もトップに恵まれていませんでした。日本は原子爆弾を世界で初めて投下された国であり、不幸にも深刻な原子力発電所の事故も経験した「原子力大国」になりました。 残念ながら放射性物質の拡散により、チェルノブイリに次ぐ放射能汚染の研究対象になったわけです。現在、野菜や牛乳の摂取制限や出荷規制がおこなわれています。風評被害予防のため、人為的に出荷制限している地域もあるようです。しかし、規制の根拠である数値はあくまでも暫定値です。安全を見越してきびしい数字にすれば、出荷制限も増える・・・。完全にジレンマです。この数字が確定するためには多くの実験が必要になります。まあ、我々が被験者として今実験中なんですよね・・。野菜はキチンと洗う、しっかりした浄水器を使う、マグロは食べない(笑)というデトックスの基本を守る生活がよいと思います。福島県は日本で3番目に面積の大きい県です。我々の消費行動も、もう少し冷静に判断したいものだと思います。新聞はあまり書きませんが、福島第一、第二原発は東京電力の持ち物です。福島県民には東北電力が電気を供給しているのです。幕末の明治政府と旧幕府軍の戦いの因縁が未だに続いているのかよくわかりません。当然、過去にはいろいろと利権を巡る裏話があったでしょうが、首都圏の電力需要のための犠牲になったと思っている東北地方の方がいてもおかしくはないでしょう。私のホームグラウンドである白河の釣り堀は福島と栃木の県境にあります。場内の水は県境を流れる川の水です。でも釣り上げる場所が「福島県」。