給食で牛乳やめる

千葉県千葉市の加藤歯科・歯科医・歯医者では審美治療メタルフリー治療矯正治療歯周病治療インプラントの治療を行っております。








2014.04

インフルエンザにも不顕性感染  皆さん、お元気ですか?春です。桜のシーズンです。花粉症のシーズンでもあるようですね。前回のニュースレターに「数年ぶりに風邪をひいた」と書きましたが、また風邪をひきました。この前ひいたばかりなので、まさか風邪とは思わず「ついに花粉症か・・・」と、かなり落ち込みました。みんながマスクしている中を鼻の穴全開で歩くのは気分がよかった。(笑)ついにその日が来たか・・・。鼻水ズルズル、涙も出るし・・・。でもちょっと熱もあるようだし、何か変だなと思っているウチに、2日間でスッキリ治ってしまいました。2月に風邪ひいたから、抗体が残っていたんでしょう。前回インフルエンザワクチンの悪口を書いたら、訂正の御意見がありました。保存薬に水銀を使ってないタイプもあるぞ!ということでした。是非水銀ナシを選んでください。でも、あまりそこは気にしていませんよね、みなさん。「結局、効いてないんじゃないの?」ということですよね。私は電車に乗るときもマスクしないし、平気でデパ地下のような人混みにも行くし。それでもここ10年以上インフルエンザにかかった記憶がありません。単に運が良いだけなんですかね???インフルエンザになるのも、ならないのも運まかせなんですかね?ウィルスの種類があまりにたくさんあって、選んだワクチンが当たらないんだったら、ワクチンメーカーに提案があります。 何種類かワクチン作って、打たれる側の患者さんに選ばせたらどうでしょう。今ワクチンの副作用で死んでも「自己責任」なんですよね。命がけのクジなんだから、自分で選びたいですよ。(打たないのが一番安全なんですけど・・・)メーカーごとに「今年の本命予想ウィルスはA3H6C8!対抗でC3H11G9はどうだ!!大穴でA6H12D8も作ったよ!」とかね。(笑)もしも、某社製ワクチンが見事大当たりで、打った患者さんが誰もインフルエンザにかからなかったら、翌年の売上はすごいことになるでしょう。当然、株価も連動しますから、大儲け。でも、ホントにワクチンが効いたかどうか検証できるんですかね??無理だよね。もしかして、大学病院に派遣されている研究員のデータ操作が上手だっただけとか・・・。あはは。高血圧の薬と同じシステムですか・・・。

ひとこと その71 ふるさと納税の話

みなさん、ふるさと納税やってます??私は千葉市で生まれて、19歳から11年間鹿児島市にお世話になり、30歳でまた千葉市に戻って来ました。だから、一般的なイメージの「ふるさと」は無いんですよね。だから「ふるさと納税」の制度が始まっても「私には関係ないんだ」と思っていました。近頃、いろいろメディアに取り上げられて、ブームになりつつあります。実はこれ、名前に「ふるさと」って書いてあるけど、出身地とは関係ないんですよ。「いったいどういうこと?」と思っている方に、簡単に説明します。まず、これは「納税」ではなく「寄付」行為です。結果的に「納税にもなってます」ということです。非常にわかりにくいですが、地方税の一部(1割まで)の額を自分の住んでいる自治体以外に寄付をすると、今住んでいる自治体の地方税がその分(ー2000円ですが)「納税」されたことになります。だから「ふるさと納税」と言われるわけです。実際にはもう少し面倒で、寄付金控除も絡みますから、所得税もちょっとお得になります。

ふるさと納税  寄付金は寄付者の意向が反映される自治体が多いです。たとえば千葉市では1,緑と水辺の基金 2,リサイクルなど推進基金 3,社会福祉基金 ~29,市長おまかせ(笑)まで使い方を指定できます。なんだかつまらない話になりましたが、「ふるさと納税」の人気の理由は、寄付を受けた自治体からのお礼にあります。千葉市が人気かどうか知りませんが、千葉市では5万円以上寄付すると公共施設のチケット4枚、花火大会のペアチケットなどから選べます。100万以上寄付するとマリンスタジアムの特別観覧席チケットです。(セコイ!)たぶんこの程度のお礼では全く人気は出ないでしょう。是非「ふるさとチョイス」というサイトを御覧ください。思ったよりも豪華なお礼にビックリすると思いますよ。正月休みに全国の市町村を調べてみました。いろいろあるんですよ、これが。

ふるさと納税 特産品でお礼するパターンが一般的です。実際に「ふるさと」がある方は出身地を調べてみてください。私も鹿児島県を調べてみました。「ふるさとチョイス」では赤い○に「特」とある自治体が特産品を送ってくれます。不思議なんですけど、この制度に一生懸命な自治体と全く関心の無い自治体があります。鹿児島県の場合、昔の私のような勘違いをいまだにしているとしか思えないような自治体がほとんどです。強いて言えば、垂水市、伊佐市ぐらいですね。垂水市の「飲む温泉水セット」は興味あります。表示が間違いじゃなければスゴイ量です。(笑)ここは全国的に有名な焼酎「森伊蔵」の酒蔵があるところですから水は美味しいんでしょう。

 今人気のある自治体は1万円の寄付に対し5000円相当のお礼を送ってくれます。 お米なら10キロです。 実際に金額をハッキリ表示しているところもあります。率の良いところ(長野県阿南市)は20kgです。ある日突然始める自治体もあるし、年度替わりなので変わっているかもしれません。是非、日本全国を旅行したつもりで調べてみてください。良いところが見つかったら教えてください。

ふるさと納税  じゃあ、実際にどこに寄付しようか悩ましいところですが、私の友達に隣町の金山町出身者がいるので、山形県最上郡真室川町に寄付することにしました。「真室川音頭」って聞いたことがあるような気もするし。1万円寄付するとお米10キロと玄米スナックが来ます。それ以外は麺類セット、お酒セット、山形牛、お菓子などなど選べます。100万円寄付すると1日町長体験が出来ます。(笑)手順は図のとおりです。実際にやってみました。真室川町のHPにある申し込み先へEメールして、申込書を送ってもらい(ダウンロードも可)、町に申込書を提出(たぶんメールに添付でも可)、町から納付書がやってきて、郵便局で納付(ATMでも可)、その領収書は確定申告時に必要ですので、大切に保管。郵便局で入金して数日後に町役場から電話が掛かってきました。ビックリしましたが、お礼とお米の送付先の確認でした。

ふるさと納税 数日後お米がやってきました。ブランド米です。町長さんのお礼状と「つや姫」と「こしひかり」5キロずつです。つや姫で作った玄米スナックもついてきました。これ美味しいです。お米は出荷日に精米してくれたようです。フレッシュです。真室川町のHPを見てみると平成24年度のまとめが出ていました。130万円を越えるプラスになってます。23年度の倍以上の寄付を集めています。手間も掛かるでしょうが、やらない理由を見つける方が難しい。基本的にお礼の品は地元の特産品や町内の旅館で使える金券です。極論ですが、100%バックしても損はしない理屈です。ところが、勘違いしている自治体(町長のお礼状なんていらないです)、ハッキリ言ってセコい自治体(まわりの自治体を見て恥ずかしくないか?)ばかりです。それでもやっている方がマシなのか、ふるさと納税で特産品を送る自治体はまだ2割程度でしょう。「真室川町の隣の金山町はやってない」と言ったからでしょうか、この原稿を書いている間になかなか良い特産品を出して来ました。(笑)是非いろいろと試してください。ああ、大事なことがありました。保管してある自治体からの領収書は次回の確定申告の時に寄付金控除を受けられます。熊本県のふるさと納税のHPがわかりやすいです。「熊本くまモン」さんの申告書で説明してくれます。

ひとこと その72 給食で牛乳やめるんだって!!

 みなさん御存知のとおり、私は以前から「牛乳は身体に悪い」と言い続けていますが、誰も信じてくれません。(笑)まあ、私自身もそれほど徹底しているわけじゃなく、いまだにスターバックスのキャラメルマキアートを自分への御褒美にしています。ただ、ソイミルクと牛乳を7:3で作ってもらっています。どこのスタバでも毎回店員さんに説明するのが大変ですけど・・・。ネットを見ていたら面白い記事がありました。2014年12月から翌年3月まで新潟県三条市内にある全30の小中学校の学校給食で、試験的に牛乳を給食に出さない試みが行われるそうです。今回の新潟の話は「食育」の面からの議論で、「和食メニューに牛乳は合わないだろう!」という理由のようです。背景に和食の世界遺産登録があるんでしょう。食に関しては自信を持って良いんだ!というムードですね。「牛乳が身体に悪い!」という論調じゃないことが非常に残念です。4ヶ月間では何も起きないでしょうが、3年ぐらい中止するとアトピー系の疾患が減るかもね。(笑)

給食で牛乳やめる  その昔、日本人は「一日二玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲ食ベ」(宮澤賢治)ていました。もともと日本には牛乳を飲む習慣はありません。日本でも牛馬は飼われていましたが、農耕、運搬用であり、その乳汁を飲んだり、屠殺して肉を食用に供することはありませんでした。例外はありますが、これはアジア、アフリカに共通しています。牛乳をそのまま飲むのは皮膚の色の薄い人種(コーカソイド)だけです。彼らは乳糖分解酵素を離乳後も持っています。私の想像ですが、ビタミンD活性の低い地域(日照時間が短い)で生き残るために、他種哺乳類の乳をカルシウム源として利用できるように進化したんですかね??哺乳類は妊娠して出産すると自然と母乳が出ます。人間のオッパイにも乳糖が含まれています。体重が3倍になるまでは母乳を飲み(それまではちゃんと消化できるように乳糖分解酵素が出ます)、それ以降は親の食事と同じ材料で作った離乳食になるのが正常です。子供が母乳を飲まなくなり、離乳するとホルモンが変化して母親は妊娠できるようになります。だいたい1~2年で離乳完了し、次の妊娠に備えるわけです。そういう自然のシステムからして、乳糖不耐性(乳糖分解酵素が無いこと)の方が正常なんです。もともとアジア人は牛乳を飲めません。白人系は特殊な理由により、大人になっても分解酵素が出ているわけです。別に白人が嫌いで牛乳が身体に悪いと言っているわけじゃありません。(笑)半分信仰のようになっている「牛乳は身体に良い」はウソですと言いたいだけです。以前の「ひとこと」でも動物性食品が骨粗鬆症を増やすことをお伝えしました。「牛乳はカルシウム豊富じゃないか!」と反論されそうですが、もともと分解酵素が無いのですから消化吸収できません。カルシウム豊富で安全な食品は他にいっぱいありますから、無理して牛乳を飲む必要はありません。ゾウは牛乳を飲みません。牛乳を飲まずにあの巨体を骨が支えているのを見れば、納得できるんじゃないですか?2003年以降「牛乳が骨粗鬆症に有効である」という宣伝はなくなったはずです。有効じゃないことが科学的に証明されたからです。なぜ、牛乳やチーズのカルシウムが骨粗鬆症の予防にならないのか?牛乳消費量の多い国民(北欧の方々)は肉やチーズなどの摂取量も多く、結果的に含硫アミノ酸であるメチオニンやシステインなどを多くとります。これらのアミノ酸は分解されて最終的に硫酸イオンとなり、体液のイオンバランスが酸性になります。これを中和するために骨が溶けていきます。結果として骨粗鬆症になるわけです。乳糖分解酵素を持つ(牛乳を飲んでも下痢しない)白人でも牛乳中のカルシウムは予防にならない。日本人が健康のために牛乳を飲むことが無効なことは御理解頂けたでしょうか??骨粗鬆症は骨が折れるだけだからガマンするとしても、もしも牛乳が原因で出生率が下がっているとしたらどうでしょう?豊かになった(西欧化した)アジア諸国は合計特殊出生率が低くなっています。2005年は韓国1.19、シンガポール1.25、日本1.29です。女性の就労やライフスタイルなどの変化が大きいとは思いますが、ひとつの可能性として考えられるのが牛乳中の女性ホルモンです。先ほども書いたように哺乳類は妊娠して出産すると自然と母乳が出ます。子供が母乳を飲まなくなり、離乳するとホルモンが変化して母親は妊娠できるようになります。しかし、品種改良の結果、今の乳牛は出産後は当然、妊娠前でも妊娠中でも搾乳できます。妊娠中は妊娠を維持するために高濃度の女性ホルモンが出ます。極論ですが、低容量避妊ピル入りの白い飲み物ということです。もしもそれを前思春期(7-14歳)の子供が飲めば、生殖器が発育する時期に錯乱作用を与える可能性が高いことは容易に想像できます。近頃、テレビでオカマをよく見るのは牛乳の影響なんでしょうか??(笑)乳ガンを心配している人は女性ホルモンがガンの発育に影響することは御存知でしょう。

食と健康の話 日本で市販されている牛乳が乳腺がんに対して強い発生促進作用があることが確認されたそうです。それ以外の腺がん(肺がん、前立腺がん、大腸がんなど)も増えることでしょう。私も2年ぐらい前に前立腺がんの心配をしました。いろいろと食生活を変え、現在は昔の日本人の食事に戻っています。以前、原始人ダイエットを書いた頃はステーキに御飯少しでしたが、高コレステロール是正のために玄米菜食中心に戻しました。サバを開いて自家製干物にして(写真は豚肉)、ひじきの煮物、おからの炒め物、味噌汁、玄米、山芋というパターンです。不足するのは漬け物系ですね。あの臭いが苦手ですが、糠漬けを自宅で始めようかと思っています。(笑)

 ネットでいろいろと調べていたら山梨医科大学名誉教授佐藤章夫先生のHP「生活習慣病を予防する食生活」に出会いました。非常に面白いので是非御覧ください。今回はその中の「日本人は何を食べたら良いのか」の中で面白い部分を使わせてもらっています。 最後に佐藤章夫先生からのアドバイスを転記します。 日本人の皆様へ:あなたの健康を損なうおそれがありますので、牛乳の飲み過ぎ・乳製品の取りすぎに注意しましょう。 ご両親と学校の先生へ:牛乳の嫌いな子どもに牛乳の無理強いをしないでください。牛乳好きな子どもにも「咽が乾いたら水替りに牛乳を飲みなさい」などとは決しておっしゃらないでください。 医師の皆様へ:妊娠女性に牛乳・乳製品を勧めないでください。まともな子どもが産まれません。更年期の女性に牛乳・乳製品を勧めないでください。乳がん・卵巣がん・子宮体部がんと骨粗鬆症が心配です。骨粗鬆症の予防になるからとお年寄りに牛乳・乳製品を勧めないでください。骨粗鬆症を招き、心筋梗塞・脳硬塞が心配です。中年男性に牛乳・乳製品を勧めないでください。前立腺がんと骨粗鬆症が心配です。

編集後記
ふるさと納税は前回のテーマにしようと思ったんですけど、自分がやらずには文章書けないので2ヶ月先延ばしにしたら、目新しさが減りました。(笑)隣の真室川町がふるさと納税で儲けてるという噂が伝わったのでしょうか、金山町もいきなり始めました。いずれにしろ、あまりリッチではない(失礼)自治体が自前で稼ぐことができる方法です。特産品や有名観光地を持つ自治体にはとても有利でしょう。特に有名でもなく、特産品もない自治体でも「あなたの目の前にあるお米は、あなたにとってそれほど魅力はないかもしれないけど、首都圏の人には魅力的なんですよ!」ということです。お礼の額を100%にしても全く損はしません。税金として役場に残る代わりに、農協の売り上げとなるからです。地元経済にお金が回ることに変わりはありません。そういう風に考えるとまだやっていない自治体は怠慢以外の何物でもありません。もしも、すべての人が地方税の1割をふるさと納税に回したらすごいことが起きるでしょう。2011年の地方税総額が35兆円ですから、最大3兆5000億円分の物資が日本中を動き回ることになります。宅急便は大儲けです。(笑)佐藤先生のHP「生活習慣病を予防する食生活」はかなり「危険な」HPです。ここでは低炭水化物ダイエットを否定しています。かなり専門的な内容ですが、とっても面白いです。人類400万年の歴史のうち、399万年は肉食だったとしても1万年あれば充分に穀物中心の身体になると言います。150年前にハワイに移住した広島人はすでにインシュリン分泌の上では「アメリカ人」になっていたそうです。150年で変化するなら1万年は充分すぎる時間です。私はすでに原始人ダイエットは止めています。その結果、体重は元どおりですし、下腹の肉(脂肪ですが)も戻って来ました。今回の牛乳の話は自分でもショックです。乳業として成立するためには、妊娠中も搾乳できないと生産性が上がらない。ホルスタイン種が悪いのかと思い、ジャージー牛は違うのかなと、仄かな期待を込めて岡山の生産者に電話しました。返事は「No」でした。2歳になるころに妊娠させ、母乳が出るようになったら、搾乳。出産後は当然出るから、搾乳。産後2ヶ月で妊娠できるので、受精させるんだそうです。そういう風にしないと「事業として成り立ちません!」と教えてもらいました。女性ホルモンの入っていない牛乳を探したら、ありました。中洞牧場といいます。牛乳は720mlで950円ぐらいで売っています。この値段じゃ高いからゴクゴク飲めません。牧場のHPを読むと面白いです。その中に「家畜福祉」という単語がありました。「たとえ人間のために生かされ死んでいく経済動物でも、人間と同じように痛みや苦しみを感じる生き物である以上、生きている間はいたわりや慈しみの心を持って接するべきであり、幸せに暮らさせてやろう」という考え方です。この牧場では山に放牧することで健康に飼育し、交配も分娩も哺乳もすべて自然のままですから、牛乳生産量は完全に牛任せです。その結果、高額な牛乳になるわけです。この家畜福祉という概念は当然ながら畜産業者には嫌われます。カリフォルニア州でフォアグラが禁止された話を聞いたことがあると思います。これも同じ流れです。将来は卵も値上がりするかもしれません。2012年からEUではケージ式の養鶏が禁止されているそうです。いずれ日本にもこの流れはやって来るでしょう。牛乳も肉も卵も高くて食べられない日が来るんですかね・・・・。
おすすめの記事
かとう歯科ニュースレターバックナンバー

まぼろしのひとこと

歯に関するお悩み無料相談

ページの先頭へ



ページトップへ

ニュースレター目次

前のページに戻る