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2014.04
みなさん、ふるさと納税やってます??私は千葉市で生まれて、19歳から11年間鹿児島市にお世話になり、30歳でまた千葉市に戻って来ました。だから、一般的なイメージの「ふるさと」は無いんですよね。だから「ふるさと納税」の制度が始まっても「私には関係ないんだ」と思っていました。近頃、いろいろメディアに取り上げられて、ブームになりつつあります。実はこれ、名前に「ふるさと」って書いてあるけど、出身地とは関係ないんですよ。「いったいどういうこと?」と思っている方に、簡単に説明します。まず、これは「納税」ではなく「寄付」行為です。結果的に「納税にもなってます」ということです。非常にわかりにくいですが、地方税の一部(1割まで)の額を自分の住んでいる自治体以外に寄付をすると、今住んでいる自治体の地方税がその分(ー2000円ですが)「納税」されたことになります。だから「ふるさと納税」と言われるわけです。実際にはもう少し面倒で、寄付金控除も絡みますから、所得税もちょっとお得になります。
寄付金は寄付者の意向が反映される自治体が多いです。たとえば千葉市では1,緑と水辺の基金 2,リサイクルなど推進基金 3,社会福祉基金 ~29,市長おまかせ(笑)まで使い方を指定できます。なんだかつまらない話になりましたが、「ふるさと納税」の人気の理由は、寄付を受けた自治体からのお礼にあります。千葉市が人気かどうか知りませんが、千葉市では5万円以上寄付すると公共施設のチケット4枚、花火大会のペアチケットなどから選べます。100万以上寄付するとマリンスタジアムの特別観覧席チケットです。(セコイ!)たぶんこの程度のお礼では全く人気は出ないでしょう。是非「ふるさとチョイス」というサイトを御覧ください。思ったよりも豪華なお礼にビックリすると思いますよ。正月休みに全国の市町村を調べてみました。いろいろあるんですよ、これが。
特産品でお礼するパターンが一般的です。実際に「ふるさと」がある方は出身地を調べてみてください。私も鹿児島県を調べてみました。「ふるさとチョイス」では赤い○に「特」とある自治体が特産品を送ってくれます。不思議なんですけど、この制度に一生懸命な自治体と全く関心の無い自治体があります。鹿児島県の場合、昔の私のような勘違いをいまだにしているとしか思えないような自治体がほとんどです。強いて言えば、垂水市、伊佐市ぐらいですね。垂水市の「飲む温泉水セット」は興味あります。表示が間違いじゃなければスゴイ量です。(笑)ここは全国的に有名な焼酎「森伊蔵」の酒蔵があるところですから水は美味しいんでしょう。
今人気のある自治体は1万円の寄付に対し5000円相当のお礼を送ってくれます。 お米なら10キロです。 実際に金額をハッキリ表示しているところもあります。率の良いところ(長野県阿南市)は20kgです。ある日突然始める自治体もあるし、年度替わりなので変わっているかもしれません。是非、日本全国を旅行したつもりで調べてみてください。良いところが見つかったら教えてください。
じゃあ、実際にどこに寄付しようか悩ましいところですが、私の友達に隣町の金山町出身者がいるので、山形県最上郡真室川町に寄付することにしました。「真室川音頭」って聞いたことがあるような気もするし。1万円寄付するとお米10キロと玄米スナックが来ます。それ以外は麺類セット、お酒セット、山形牛、お菓子などなど選べます。100万円寄付すると1日町長体験が出来ます。(笑)手順は図のとおりです。実際にやってみました。真室川町のHPにある申し込み先へEメールして、申込書を送ってもらい(ダウンロードも可)、町に申込書を提出(たぶんメールに添付でも可)、町から納付書がやってきて、郵便局で納付(ATMでも可)、その領収書は確定申告時に必要ですので、大切に保管。郵便局で入金して数日後に町役場から電話が掛かってきました。ビックリしましたが、お礼とお米の送付先の確認でした。
数日後お米がやってきました。ブランド米です。町長さんのお礼状と「つや姫」と「こしひかり」5キロずつです。つや姫で作った玄米スナックもついてきました。これ美味しいです。お米は出荷日に精米してくれたようです。フレッシュです。真室川町のHPを見てみると平成24年度のまとめが出ていました。130万円を越えるプラスになってます。23年度の倍以上の寄付を集めています。手間も掛かるでしょうが、やらない理由を見つける方が難しい。基本的にお礼の品は地元の特産品や町内の旅館で使える金券です。極論ですが、100%バックしても損はしない理屈です。ところが、勘違いしている自治体(町長のお礼状なんていらないです)、ハッキリ言ってセコい自治体(まわりの自治体を見て恥ずかしくないか?)ばかりです。それでもやっている方がマシなのか、ふるさと納税で特産品を送る自治体はまだ2割程度でしょう。「真室川町の隣の金山町はやってない」と言ったからでしょうか、この原稿を書いている間になかなか良い特産品を出して来ました。(笑)是非いろいろと試してください。ああ、大事なことがありました。保管してある自治体からの領収書は次回の確定申告の時に寄付金控除を受けられます。熊本県のふるさと納税のHPがわかりやすいです。「熊本くまモン」さんの申告書で説明してくれます。
みなさん御存知のとおり、私は以前から「牛乳は身体に悪い」と言い続けていますが、誰も信じてくれません。(笑)まあ、私自身もそれほど徹底しているわけじゃなく、いまだにスターバックスのキャラメルマキアートを自分への御褒美にしています。ただ、ソイミルクと牛乳を7:3で作ってもらっています。どこのスタバでも毎回店員さんに説明するのが大変ですけど・・・。ネットを見ていたら面白い記事がありました。2014年12月から翌年3月まで新潟県三条市内にある全30の小中学校の学校給食で、試験的に牛乳を給食に出さない試みが行われるそうです。今回の新潟の話は「食育」の面からの議論で、「和食メニューに牛乳は合わないだろう!」という理由のようです。背景に和食の世界遺産登録があるんでしょう。食に関しては自信を持って良いんだ!というムードですね。「牛乳が身体に悪い!」という論調じゃないことが非常に残念です。4ヶ月間では何も起きないでしょうが、3年ぐらい中止するとアトピー系の疾患が減るかもね。(笑)
その昔、日本人は「一日二玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲ食ベ」(宮澤賢治)ていました。もともと日本には牛乳を飲む習慣はありません。日本でも牛馬は飼われていましたが、農耕、運搬用であり、その乳汁を飲んだり、屠殺して肉を食用に供することはありませんでした。例外はありますが、これはアジア、アフリカに共通しています。牛乳をそのまま飲むのは皮膚の色の薄い人種(コーカソイド)だけです。彼らは乳糖分解酵素を離乳後も持っています。私の想像ですが、ビタミンD活性の低い地域(日照時間が短い)で生き残るために、他種哺乳類の乳をカルシウム源として利用できるように進化したんですかね??哺乳類は妊娠して出産すると自然と母乳が出ます。人間のオッパイにも乳糖が含まれています。体重が3倍になるまでは母乳を飲み(それまではちゃんと消化できるように乳糖分解酵素が出ます)、それ以降は親の食事と同じ材料で作った離乳食になるのが正常です。子供が母乳を飲まなくなり、離乳するとホルモンが変化して母親は妊娠できるようになります。だいたい1~2年で離乳完了し、次の妊娠に備えるわけです。そういう自然のシステムからして、乳糖不耐性(乳糖分解酵素が無いこと)の方が正常なんです。もともとアジア人は牛乳を飲めません。白人系は特殊な理由により、大人になっても分解酵素が出ているわけです。別に白人が嫌いで牛乳が身体に悪いと言っているわけじゃありません。(笑)半分信仰のようになっている「牛乳は身体に良い」はウソですと言いたいだけです。以前の「ひとこと」でも動物性食品が骨粗鬆症を増やすことをお伝えしました。「牛乳はカルシウム豊富じゃないか!」と反論されそうですが、もともと分解酵素が無いのですから消化吸収できません。カルシウム豊富で安全な食品は他にいっぱいありますから、無理して牛乳を飲む必要はありません。ゾウは牛乳を飲みません。牛乳を飲まずにあの巨体を骨が支えているのを見れば、納得できるんじゃないですか?2003年以降「牛乳が骨粗鬆症に有効である」という宣伝はなくなったはずです。有効じゃないことが科学的に証明されたからです。なぜ、牛乳やチーズのカルシウムが骨粗鬆症の予防にならないのか?牛乳消費量の多い国民(北欧の方々)は肉やチーズなどの摂取量も多く、結果的に含硫アミノ酸であるメチオニンやシステインなどを多くとります。これらのアミノ酸は分解されて最終的に硫酸イオンとなり、体液のイオンバランスが酸性になります。これを中和するために骨が溶けていきます。結果として骨粗鬆症になるわけです。乳糖分解酵素を持つ(牛乳を飲んでも下痢しない)白人でも牛乳中のカルシウムは予防にならない。日本人が健康のために牛乳を飲むことが無効なことは御理解頂けたでしょうか??骨粗鬆症は骨が折れるだけだからガマンするとしても、もしも牛乳が原因で出生率が下がっているとしたらどうでしょう?豊かになった(西欧化した)アジア諸国は合計特殊出生率が低くなっています。2005年は韓国1.19、シンガポール1.25、日本1.29です。女性の就労やライフスタイルなどの変化が大きいとは思いますが、ひとつの可能性として考えられるのが牛乳中の女性ホルモンです。先ほども書いたように哺乳類は妊娠して出産すると自然と母乳が出ます。子供が母乳を飲まなくなり、離乳するとホルモンが変化して母親は妊娠できるようになります。しかし、品種改良の結果、今の乳牛は出産後は当然、妊娠前でも妊娠中でも搾乳できます。妊娠中は妊娠を維持するために高濃度の女性ホルモンが出ます。極論ですが、低容量避妊ピル入りの白い飲み物ということです。もしもそれを前思春期(7-14歳)の子供が飲めば、生殖器が発育する時期に錯乱作用を与える可能性が高いことは容易に想像できます。近頃、テレビでオカマをよく見るのは牛乳の影響なんでしょうか??(笑)乳ガンを心配している人は女性ホルモンがガンの発育に影響することは御存知でしょう。
日本で市販されている牛乳が乳腺がんに対して強い発生促進作用があることが確認されたそうです。それ以外の腺がん(肺がん、前立腺がん、大腸がんなど)も増えることでしょう。私も2年ぐらい前に前立腺がんの心配をしました。いろいろと食生活を変え、現在は昔の日本人の食事に戻っています。以前、原始人ダイエットを書いた頃はステーキに御飯少しでしたが、高コレステロール是正のために玄米菜食中心に戻しました。サバを開いて自家製干物にして(写真は豚肉)、ひじきの煮物、おからの炒め物、味噌汁、玄米、山芋というパターンです。不足するのは漬け物系ですね。あの臭いが苦手ですが、糠漬けを自宅で始めようかと思っています。(笑)
ネットでいろいろと調べていたら山梨医科大学名誉教授佐藤章夫先生のHP「生活習慣病を予防する食生活」に出会いました。非常に面白いので是非御覧ください。今回はその中の「日本人は何を食べたら良いのか」の中で面白い部分を使わせてもらっています。
最後に佐藤章夫先生からのアドバイスを転記します。
日本人の皆様へ:あなたの健康を損なうおそれがありますので、牛乳の飲み過ぎ・乳製品の取りすぎに注意しましょう。
ご両親と学校の先生へ:牛乳の嫌いな子どもに牛乳の無理強いをしないでください。牛乳好きな子どもにも「咽が乾いたら水替りに牛乳を飲みなさい」などとは決しておっしゃらないでください。
医師の皆様へ:妊娠女性に牛乳・乳製品を勧めないでください。まともな子どもが産まれません。更年期の女性に牛乳・乳製品を勧めないでください。乳がん・卵巣がん・子宮体部がんと骨粗鬆症が心配です。骨粗鬆症の予防になるからとお年寄りに牛乳・乳製品を勧めないでください。骨粗鬆症を招き、心筋梗塞・脳硬塞が心配です。中年男性に牛乳・乳製品を勧めないでください。前立腺がんと骨粗鬆症が心配です。