ニュースレターVol.98 2023/2月発行
みなさんお元気ですか?
ここ数回、短時間でニュースレターを作り上げた慢心から、製作開始が月末になりました。
窓ガラスアートは寒い間はパスで次回は3月3日に書いてもらいます。
だから、まだ雪だるま。
「次の絵はなんだろう?」と予想するのも楽しみ。隣のテナントも子供向けの仕事らしい。
治療の予約もコロナピークに比べて増えてきましたが、
私も家内もスタッフの方はまだ「コロナ対応モード」で動きが鈍い(笑)。
もともと予約を詰め詰めに入れてません。お一人お一人にきちんと対応したいのです。
特に土曜日の定期検診はもともと予約がパンパン。
予約が数ヶ月先送りになりますから、キャンセルはしないようによろしくお願いいたします。
ひとこと: 近頃「呼吸」にハマってます
近頃「呼吸」にハマっています。きっかけは、たまたま見たテレビ。
知らない話を語っていました。Amazonで調べたら日本の先生の書いた本が・・。
ブログをご覧の方は何度か話題にしたので、聞いたことがあるかもしれませんが、お許しください。
でも、大事な話だからね。
「呼吸」というと「空気を吸って吐く」行為のことだと思うでしょうが、身体にはもう一つ呼吸があります。
それは「細胞呼吸」と言います。
「細胞呼吸」というのは酸素とブドウ糖から二酸化炭素と水を作り出す工程のこと。
細胞から吐き出されたCO2は静脈を使って、肺に持っていって、肺で二酸化炭素を出していく。
現在、酸素は大気中に20%、CO2は0.04%。大昔は酸素はありませんでした。
だから酸素は「毒」でした。
人間の身体にも多くの嫌気性菌が残っています。有名なのは歯周病菌。
ブラシでの歯磨きは汚れを取るだけじゃなく、酸素の環境を変えることで住みにくくするんです。
「口呼吸は良くない!」と言い続けていますが、
「鼻呼吸」でも「口呼吸」でも酸素は取り入れることができます。
しかし「死腔」の大きさの割合が血中のCO2濃度を変えます。
鼻呼吸の方が1回の呼吸が深く、死腔量が多い。
口呼吸の方が死腔量は小さいけど、1回の換気に含まれる酸素量が少ないから呼吸数が多い。
結果的に、口呼吸の方が血液中のCO2濃度が低くなり、酸素のやり取りが難しくなるらしい。
意外にも、血 液中のCO2濃度が高い方が、身体の細胞へ酸素は渡る。
だから、口呼吸でCO2濃度が低い方が身体の細胞レベルでは酸欠になる。
難しいですね・・・。
酸素飽和度って、コロナで有名になりまし たけど、だいたい95以上。
この濃度だと血液 が全身を3回回っても酸素を届けられる濃度。
血中の酸素濃度よりも二酸化炭素濃度の方が酸素の受け渡しに重要なんだそうな。
酸素吸入は本当に緊急の場合のみにやる行為なんですね。
昔流行った酸素カプセルは死ぬ直前にだけ有効なのね(笑)。
今まで「とにかく酸素が大事!」と思っていましたが、普段はCO2の血液中濃度の方が大事。
不思議ですね。
考えてみれば、「酸素のない時代」から「細胞」って存在しているからね。
こうして、ヘモグロビンからなんとか切り離された酸素は全身の細胞に入り込み、ブドウ糖の分解に利用されます。
ちなみに「無酸素運動」とは酸素を使わない方法。
「有酸素運動」とは酸素を使って 分解してエネルギーを取り出す方法です。
短距離走などは無酸素運動、長距離走は有酸素運動といわれます。
「無酸素」の方は炭素6個のブドウ糖を「炭素3個の酸」を2個に変えて2個のATPを作り出すこと。
よく「乳酸が溜まった!」なんていうのは、これ。
これは虫歯菌も同じことをします。この「酸」で虫歯になります。
この先の「有酸素」作業はミトコンドリアの中で行われます。
1個の「炭素3個の酸」から16個のATPを作り出します。
合計でブドウ糖1個から合計36個のATPができるはず。
しかし、この作業中に「活性酸素」が発生するので、
ミトコンドリアのDNAが壊れて、時に「がん細胞」になっていきます。
ATPとか「がん細胞」とか、近頃このニュースレターによく登場しますね。
ここに出てくるATPはあのプラズマパルサーが出すATPと同じモノ。
急に話が飛ぶように思うかもしれませんが、人間って、結局、「電子」の運動で出来上がっている。
電子の運動とは「電気」と言っても良いんです。
人間を動かすエネルギーも電気、情報をやり取りする神経の上を流れるのも電気。
だから「電気」を邪魔するから、身体に無駄な金属はやめましょう、
銀歯はやめた方がいいんですけど・・、電気自動車は気をつけてね、
WiFiも5G電波も上手に使おうね、などなど。
私が口うるさく言うわけは、全部、人間が電気で動いているから。(笑)
今まで「呼吸」って、単に酸素を取り込むための行為だと思われていました。
しかし、近頃は呼気中のNO(一酸化窒素)を計測するようになっています。
呼気中のNOって、鼻腔中で作られるモノ。
と、言うことは鼻からの吸気中にNOを毎回吸い込みます。
このNOが身体にとって大きな意味を持っているのではないかと言われています。
あのバイアグラはNOをコントロールして血圧を動かす。
こう考えると鼻呼吸の方が何かと有利。
1回の鼻呼吸でメリットがあるなら、1日で約3万回、1年で千万回、
死ぬまで鼻呼吸するうちに、大差がつくのは当然かもしれない。
子供のうちに上顎を広げる意味がわかっていただけると思います。
もう1冊。「世界のベストセラー」って、書いてある本。
書いた人は医者じゃないけど、行動力のあるライター。
自分が鼻呼吸不全で具合が悪いのはなぜなのかを身体を張って取材します。
まず、著者本人が「口呼吸」の実験に参加します。
鼻の穴を塞ぐ栓をシリコンで作り、それを嵌めたまま、10日生活したらどうなるか?
人体実験ですが、被験者が5000ドル払って、参加します(笑)。
結果は想像できますよね。
話の最後にはヨガのマスターに取材をしにいきます。
アメリカの統計が出ています。子供の90%は口や鼻に変形がある。
成人の45%はたまにイビキをかき、その1/4は常にイビキをかく。
30歳を超えたアメリカ人の25%が睡眠時無呼吸で、中等度または重度の症例の80%が診断を受けていない。
日本の統計はよくわかりませんが骨格的には日本の方が悪そう。
ジャーナリストが書いた本なのでいろいろと情報満載です。
1830年ごろのアメリカ先住民の話があります。
アメリカ先住民は「日本人」と同じルーツです。
多くの種族は男性は身長180cm以上、歯並びは完璧に並んでいたそうな。
なぜなんでしょう??
育児は鼻呼吸になるように、母親は授乳後に口を閉じさせ、
夜間、口が開いていたら、そっと摘んで閉じるそうな・・・。
記録者はいろいろな部族に出会ったけど、同じ言い伝えがあったそうです。
「口から吸った息は体の力を奪い、顔を変形させストレスや病気の原因になる。
一方鼻から吸った息は体を強く保ち、顔を美しくし病気を防ぐ。
その二つの違いは沼の水と蒸留水との違いに等しい」
鼻呼吸をしましょう。
自力ではうまくいかない子供は拡大しましょう。
大人になってしまって、根性ある人は外科的に切って拡大しましょう。
もう病気になってしまった人はプラズマパルサーはいかがでしょう?
子供の上顎を広げる矯正治療は「将来の大人」の健康にとっても大きな影響を及ぼします。
小学生になったら、是非検査をどうぞ。ついでに虫歯もチェックします。自己負担ゼロです。