ニュースレターVol.95 2022年8月発行
皆さん、お元気ですか?いろいろとコロナで忙しいですね。夏のイベントはほぼ復活。
人間の流れが活発化すれば、コロナの感染機会も増えます。千葉市の花火大会は30分だけ。
例年、家族を呼んで花火大会見物するんですが、今年はナシ。翌日から青森に行くので、それも理由。
目的は立佞武多の見物。例年「お盆」期間に休んでいましたが、それじゃ見れない。
結果的に、前倒しの方がスタッフに好評。微妙に宿も列車も取りやすい気がする。
来年も早めに休みます。おかげさまでというか、なんというか、来年の7月で65歳になります。
世の中で言うところの「完全定年」。
40年近く掛けた生命保険は「ほぼ無駄」になり、死んでも「安い」人間になります(笑)。
同学年が一気にヒマになると何が起きるか?ゴルフの誘いが増える?海外旅行の誘いが増える?
いずれにしろ、遊びの誘いは増えるでしょう。そういう中で今まで通りに仕事をするのもどうか?
可能性としてウチの娘が診療する時間が増えるかもしれません。
そうなると患者さん世代は幅広くあった方がイイかなと。玄関のガラス面に絵を描いてもらいました。
特に違和感なく、馴染んでしまいました(笑)。
予定は未定なんですけど、画家さんの都合がつけば、
2ヶ月に1回ペースでお花を中心に描いてもらおうと思っています。
今回の金魚はガラスの内側から描きました。
通常、外側から描くそうですが、あまりに暑いので冷房の効いた内面から。
金魚なんで水槽の中のような感じで良かったかも。
ひとこと:怪しい高額機械列伝。好奇心に勝てないワタシ(笑)
このニュースレターは2006年4月の第1号の前に3ヶ月に1回
「ひとこと」というタイトルでA4ペラ1枚を送っていました。
2004年4月から2006年2月まで。
「その1」のタイトルは「ホントは怖い噛み合わせ」でした。
その頃にK-7という嚙み合わせを診断する機械を購入しました。
これは治療する機械じゃなくて「検査」だけ。今は2代目を使っています。
成人の矯正治療や大きな自費の被せモノを作るときは必須の機械だと私は思っています。
普及率は・・・。千葉県に2~3台ですけど・・・・(笑)。
1台400万円ぐらいなのに「検査だけ」。
「答え」を示すけど、治療はしません。
それなら、マッサージ器の方がウケる・・。
それでもそれなりに歯科治療に使えるからまだマシです。
これの前に、やはり400万円したのに1円も稼がなかった機械もあります。
これは経絡を調べて、病気の部位を発見する機械。歯医者には全く 必要ない機械なんですよね。
でも、これのおかげで家内はまだ生きてるんですけどね(笑)。
うちが「普通の歯医者」になれない理由の根底には、この機械との出会いがあるんです。
昔からウチに通ってきてくれている患者さんには「またか!」と思う方もいるかもしれません。
実はね、今回、また怪しい機械に出会ったんですよ。これ欲しいのね、高いけど(笑)。
言い訳みたいなもんですが、ちょっとだけ背景を説明させてもらいたいと思います。
最初に買った機械は「アキュプロ2」といいます。
結局はこの機械は患者さんには使えずに終わりました。
その理由は「日本 の歯科医療が今までやってきたことの全てを否定するから」なんです。
銀歯の治療、いい加減な根の治療、噛み合わせ治療など・・・。
「歯医者=銀歯」みたいなところありますよね。
人間の口腔内に使う金属は本来「金合金」であるべきもの。
しかし、国民皆保険制度の予算の中では不可能。
「代用金属」として「金銀パラジウム合金」が使われたんです。
近頃は金やパラジウムの高騰でプラスチックになりつつあります。
要は「カネ」。
安いから使っていたけど(20年前は1g300円。今は1g3000円以上)高いともうダメ。
見た目が悪くて、身体に悪くて、高いとダメだよね。
でも、銀歯の良いところもあります。それは割れないこと。
虫歯って虫歯菌のせいなんですけど、自分で動けないし、エサをもらわないと悪いことができない。
口の中の環境が良いと意外に虫歯にはならないんです。
私、64歳ですけど、虫歯の治療をしたのは20代が最後。
あとは金属をセラミックスにしたぐらい。1本も神経取ってません。
歯並びが悪かったんで、嚙み合わせの一番悪い歯は虫歯になりました。
学生の時に発見され、その時に入れたプラスチックは40年経った今でも健在です。
近頃、私が「子供の拡大矯正」をうるさく書いているのを御存知でしょう。
今まで歯周病専門医でやってきたのに「突然、なに?」と思うかもしれません。
歯周病はキチンと治療して、定期検診に来てくれれば、高い確率でコントロールできます。
しかし、嚙み合わせが悪いことが原因になっている虫歯は治りません。
虫歯菌 が右手に持つドリルは人間の「悪い噛み合わせ」。
肉眼ではわからなかったんですが、歯科用顕微鏡(これも300万円)を
使って虫歯の治療をするようになって確信しました。
歯と歯が接している部位の虫歯が、片方だけ進んでいる場合があります。
教科書的には「歯と歯が接している部位は不潔域だから虫歯になる」と教えます。
それが正しいなら接している両方に虫歯ができないといけない。
顕微鏡で治療すると両方同時の虫歯はレア。
そして虫歯が起きている歯の嚙み合わせを個別に調べると「早期接触」があります。
この調整をしないとまた虫歯になる。特に前歯の間の虫歯は「調整」が出来ないことが多いのです。
正しく調整しようとすると前歯を大量に削らないと無理な場合が多い。
結局、前歯も奥歯も徐々に神経を取る歯が増え、最後はその歯を噛み割って、総入れ歯へと進んでいきます。
せっかく歯周病を治しても、自分で自分の歯を噛み割ったら、困るでしょ。
「大人の嚙み合わせを治せば良いじゃないか!」そうなんです。
そのために使う機械が最初に登場した「K-7」。これで正しい噛み 合わせ位置を調べます。
大人の嚙み合わせを根本から治すためには2つの方法があります。
1つは今ある歯を全部削って新しくセラミックスの歯で作る。
保険に「嚙み合わせを治す」治療はありません。
もう一つは嚙み合わせを整える矯正治療(MEAW法)。
これを勉強するために2ヶ月に1回福岡まで行くんです。どっちの方法もお金と時間がかかります。
それならば「最初から良い嚙み合わせにすればイイ!」と、思い至ったわけです。
それが「子供の上顎を拡大すること」なんです。
見た目の歯並びも整いますけど、最大のメリットは鼻呼吸ができるようになること。
これが全ての健康の元です。人間は呼吸が止まれば死にます。
じゃあ、入ってくるべき酸素の 量が少なかったらどうなります?
たぶん、病気になるんです(慢性病)。
呼吸というのは外気を取り込んで二酸化炭素を出すのが「外呼吸」。
その酸素を身体に送り込むのを「内呼吸」。
さらにミトコンドリアで、送り込んだ酸素を使って、グルコースなどの栄養素から水と2酸化炭素に変えて、
エネルギーを作り出すことを「細胞呼吸」といいます。
だから、人間の呼吸の目的はエネルギー(ATP)を作り出すための材料(酸素)を充分に取り入れること。
大人になって、上顎を開いて、呼吸を楽にすることが出来ると良いんですけど、骨を切ったりして、けっこう大変。
でも、子供ならネジ開けば簡単。だから、子供の上顎を開く治療を勧めるんです。
過去に、メタルフリーを勧めたこともあると思いますけど、
これは口の中に金属があると変な電流が発生して病気を引き起こすからなんです。
理由はわかりますよね。だって、人間はすべて「電気(電子の流れ)」で動いてい るから。
神経を伝わるのも電気信号。エネルギーも電気。だから身体に電気を流す材料はできるだけ無い方がイイ。
インプラントも同じです。「入れ歯とどっちがいいですか?」と聞いて、入れ歯が良ければお薦めしません。
じゃあ、究極の治療ってなんですか??それはエネルギーATPを外部から注入すること。
局所のATP不足から起きる病気は治るはず。血流が悪くて細い毛髪しか作れない毛根も元気になるかな?
お肌のコラーゲンを作り出す細胞も元気になるかな?それって、若返るってこと??
そんな、ウソみたいな怪しい機械を発見しました。
注文生産なんで、手に入るのは、まだまだ先になりますけど、私とスタッフがモルモットになります。
けっこう楽しみです。
この機械を使ったからと言って、歯並びが良くなることもないし、呼吸量が増えるわけでもありません。
でも、なぜか痩せるらしい。その理由は基礎代謝を高めるからだそうです。
この施術を受けられる人は口腔内に金属のない人。インプラントは仕方ないので、パワーを下げます。
メタルフリー化できた方のアンチエイジングマシーンです。
でも、文字通り「アンチエイジング」なら、これ使っている限りは歳を取らない(死なない)ってことなので、
もしかしたら、とっても危険な道具かもしれません。
まずは、趣味を増やそう!!ガン保険は無駄になるな(笑)。
ひとこと:夏休みは「青森アートツアー」になりました。
2年連続青森に行きました。
夏期休暇を早めに取らせてもらったんで、「ねぶた」にギリギリ間に合いそうなタイミング。
とりあえず、朝イチの新幹線で、八戸から姉も合流して、新青森へ。「青森ねぶたの昼興行が見れる」そうな。
電車で一駅、新青森から青森まで行って、昼のねぶたを見て、また電車で戻って、
それからレンタカーで出掛けることにしました。
(注意:青い森鉄道ではSuicaは使えません。現金のみ。自動販売機も少なくて、焦ります。10円玉が懐かしい。)
昼のねぶた。初めてだったので、それなりに迫力ありました。
でも、夜のねぶたを見た姉に言わせると「ぜんぜん違う!」
昼の部は観光客向けの顔見せなんでしょう。
まだ時間があるので、青森県立美術館へ。三内丸山遺跡の隣です。
前回、時間がなくて寄らなかったところ。
県立の美術館としては立派です。
個人的にはウルトラマンの原画が面白かったです。
車を飛ばして五所川原へ。
青森から1時間程度。
申し訳ないけど、たちねぷたが無ければ、絶対に寄らない町。先に夕飯を食べることに。
何を食べようかいろいろと探すんですが、店があまりやってない。
やっている店は常連さんが予約しています。
なんとか吉幾三記念館(?)のような洋食屋に入り、日暮れを待ちました。
午後7時に開始の合図。たちねぷた(立佞武多)の小さいサイズから登場。
全部で15台ぐらい。単に人間が山車を引っ張るだけで、迫力はありません。大きなのは3台だけです。
でも、さすがにデカい。たぶん、25mぐらいあります。やはり、夜はキレイ。
町を1周回って、最後に格納庫に入る前に揃うんですけど、立派です。
(列車でも行けます。特別列車も出ます。1時間ちょっと。五所川原には宿が少ないので、
青森か弘前に泊まることになります。基本レンタカーだと思いますけど、駐車場もなかなか見つからない。)
宿は弘前に取りました。実は弘前ねぷたの最終日と同じ日だったので、ショボいホテルでも高いです。
青森のねぶた、弘前のねぷた、五所川原のたちねぷたを1回で見ようと思ったら、
けっこう戦略立てないと難しいで す。
翌日、8/8はたちねぷたは最終日。
でも、もう見たし。青森、弘前ねぶたは終わったし、することが無い。
姉が車じゃないと行けないところがあるというので、そこに行くことにしました。
弘前から北西の「鶴の舞橋」へ行きました。まあ、素敵。鶴がいるときがイイよね(笑)。
そこから少し行ったところに、なぜか「西の高野山」と称するお寺があって、
気になったので寄ることにしました。弘法寺という寺。
真言宗の田舎の寺なんですが、いろいろとイベントをやっています。
我々が行っている間に地元の芸術家5人の展覧会をやっていました。
これがスゴかった。アートです。ねぶたの下絵師の作品もあったし、いろいろスゴい。
青森までまっすぐ帰るには早いので、去年行き損ねた十和田神社に行きました。
神社から奥入瀬渓流沿いに下って、途中、せっかくなので奥入瀬川を見ましたが、ちょっと泥水です。
残念。
「八甲田山」と言えば、これ。
慰霊の銅像です。映画の内容は実はフィクション。
実際は「トホホ」な話なんですよね。
夜は青森のビジネスホテル。
夜中から雨がヒドくなってきました。
翌日また山を登って、宿泊予定の八甲田ホテル。
心配でホテルに電話すると、早めのチェックインも大丈夫。
でも、途中、すごい雨です。
昨日泊まっていた弘前方面は大雨洪水警報発令中。
ヤバかったね。途中、酸ヶ湯温泉があります。
酸ヶ湯温泉は湯治場。混浴の「千人風呂」で有名です。
翌日朝の8時にマイクロバスで連れて行ってくれたんですけど、その時間帯は「女性専用」。
覗くこともできませんでした・・・。見たくもないけどね(笑)。
無駄足が多かったですけど、とりあえず、無事に帰れてラッキーな旅でした。
編集後記
購入予定の怪しい機械はホントに怪しいです。それでも欲しくなるのが、悪いクセ。
御興味のある方はこの本を読んでください。
田丸さんが機械の開発者。彼は110件の特許を持つ発明家。
プラズマクラスターも彼の発明。余命3ヶ月と言われた自分のガンを治すために開発したとか・・・。
治癒後、その機械を売って歩いたけど、あまりに怪しいので誰も相手にしなかったけど、
「自分がガン患者」の医学部教授が最初に使ったらしい。
バイオレゾナンスの矢山先生も出会ってから、2~3年研究して使い方を考えて、会員に紹介したようです。
海のモノとも山のモノともわからないけど、好奇心の方が勝ってしまう。
ウチの家内には「道路走るだけのベンツ買うよりも面白いんじゃないか?」と、説明しています。
彼女も「自分の命を助けた400万の機械より、こっちの方が世の中のタメになる」ことぐらい理解すると思います。
これを受けることの出来る人は、健康になりたいメタルフリーを終わった人だけ。
銀歯があるけど、これを使いたい人はメタルフリー化することが条件です。
当然、その前に「ウチの定期検診に来ている人」が第一条件です。
ウチの定期検診に来ている人だけドンドン若返って、元気になったら、面白いでしょ(笑)。
ホンネは聞かないから、「美肌」目的でも、髪の毛のボリュームアップでも、ED治療でも、
痩せ希望でもなんでもイイですよ。怪しいなあ・・。