先日話題にした本が
到着しました。
内容は詳しいんですけど
わかりやすく書いているので
「健康」に興味がある方には
おすすめです。
医学的には「生理学」のジャンル。
まさに基本の「き」です。
内容も「呼吸」に関して
広く書いています。
「なぜ歩くことが良いのか?」
「なぜ口呼吸より鼻呼吸が良いのか?」
「腸内環境の影響」
自律神経、睡眠について。
「美肌は睡眠から・・・」
気になる人は読んでみてください。
千葉市美浜区で
成人の抜かない矯正と
噛み合わせ治療と
子供の早期矯正をやっている
歯周病専門医です。
一般歯科、インプラントも。
全ての人に「本当の健康」
を届けたい!
そのためにいろいろやってます。
前回はいまいち理解
していませんでした。
これを理解するには100年前に
発見された「ボーア効果」が重要。
詳しく知りたい人はこちらを。
血液中のCO2がヘモグロビンの
酸素の受け渡しに影響するんです。
ちょっと意外だけど
血液中のCO2濃度が低い方が
酸素の受け渡しには不利なんです。
血液中のCO2濃度は
呼吸の仕方に影響を受けます。
この「死腔量」とは呼吸しても
動かない部分の空気量。
「気道」の空間です。
浅い呼吸では肺にたどり着く
新しい空気は100ml
深い呼吸では850ml。
1回の換気量はそれぞれ
250mlと1000ml
身体が必要とする酸素量は
同じですから、浅い呼吸は
回数が多くなる。
1回の呼吸での死腔量は
同じなので出ていくCO2は
呼吸の浅い方が多くなります。
その結果、血液中のCO2量が減り、
酸素を渡さなくなる。
「死腔量」の割合が少ない方
(一回の換気量が多い方)が
CO2濃度を高く維持する。
その方が「体の組織」での
酸素の受け渡しがスムース。
・・・。
難しいですね・・・。
「口呼吸」と「鼻呼吸」の場合、
鼻呼吸の方が自然と腹式呼吸になり
深い呼吸となる。
浅い口呼吸は回数が多く、
その分CO2排出量が増える。
細胞レベルでの
酸素の受け渡しがうまくできません。
口呼吸をしている人は
慢性的に
ミトコン酸欠に
なりやすいのはこの理屈。
1回の呼吸ではさほど影響が
大きくないかもしれませんが
これは一生の問題。
1分の呼吸数が20回だとしても
1日で28800回。
1年で1000万回。
10年で1億回。
これだけの回数の呼吸をして
毎回少しずつミトコン酸欠が起きて、
30年後の健康度に差が
出ない方が不思議でしょう。
さらに高齢になれば、
呼吸数は減りますが、
活性酸素による「毒」が
がんや他の疾患を引き起こすのは
当然ですね。
口呼吸を改善する
一番簡単で根源的な方法が
小児期に上顎を広げること。
多分、この方法が一番簡単で
一番若い頃に着手できます。
成人になってからでは
たぶん、ほぼ無理。
「勇者」になってくれるなら
話は別ですけど・・・。(笑)
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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かとう歯科、矯正歯科
千葉市美浜区稲毛海岸4-14-5
TEL 043-243-4182
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