大人の矯正
esthetic
日本人は歯並びが悪いことを
子供の頃には無視しがちです。
大人になって「見た目」を整えようと
歯列橋正を始める方が増えています。
しかし、すでに骨格が完成した大人が歯だけ動かそうとすると、
いろいろと問題が発生します。
「顎関節症」という病名はアゴの関節に限定した病名。
ホントは全身に症状が出るんです。
実は、日本人の約80%は
噛み合わせに問題があると言われています
上下の歯がキレイに並んで、
正しく嚙み合っているように見えていても、
上あごに対して下あごがずれた位置で
噛み合っている場合があります。
この「あごのズレ」が、あご関節だけでなく、様々な全身症状を引き起こします。





セルフチェック
してみよう!
こんな症状ありませんか?
全身の不調を引き起こす「嚙み合わせのズレ」あなたは大丈夫!?
気になる全身症状
チェックシート①
肩がこる
頭痛がある
口が開けにくい
顔面が痛む
アゴがガクガクする。音がする
腰が痛む
手足のしびれがある
目の奥が痛む
めまいがする
耳が聞こえにくい
難聴である
鼻がつまる
いびきをかく
気になる全身症状
チェックシート②
不眠症である
寝起きが悪い
動悸がする
息切れすることがある
集中できない
イライラする
疲れやすい
便秘しがち
生理不順
生理痛がひどい
これは実際に来院される方全員にチェックしていただいている問診票です。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
歯列矯正と無関係に思われる項目ばかりですが、嚙み合わせの影響は多岐にわたります。
かとう歯科では、このような症状を改善することを目的としています。
嚙み合わせのズレ
が引き起こす全身症状!?
unhealthy
噛み合わせが悪いと
どうなるの?
チェックシート①②をご覧ください。
噛み合わせが悪く筋肉が無理をしていると、「肩・首筋がこる」「背中・腰が痛む」などの症状が現れます。
そして、下あごの位置が悪いと、蝶形骨という目の奥にある骨が引かれて「目の奥に痛み」が出ます。小児期に上あごの成長が足りないと、空気の通り道が狭いまま大人になるので「鼻がつまる」「いびきをかく」などの症状が出ます。更には、呼吸不全の影響で睡眠障害や、自律神経の機能不全から動悸・息切れ・便秘・生理不順など深刻な全身症状が現れます。

様々な全身症状を
引き起こす
「噛み合わせ症候群」
上下の歯がきれいに並んで、正しく噛み合っているように見えていても、上あごに対して下あごがズレた位置で噛み合っている場合があります。厳密に検査すると日本人の80%が噛み合わせに問題があるそうです。
ズレがあっても全く症状のない人もいますが、症状があごではなく、他の場所に現れることもあります。
よくある症状としては、頭痛、肩こり、首・背中・腰の痛み、耳鳴り、めまい、かすみ目、目の奥の痛み、顔の痛み、などなどです。背もたれのない椅子に長時間座っていられない人はほぼ間違いなく「噛み合わせ症候群」です。

嚙み合わせのズレ
の原因とは?
cause
噛み合わせはなぜズレてしまうのでしょうか
咬み合わせのズレの原因。
それにはいくつもの要因があります。
そして、大半の場合、
どれか1つに原因があるのではなく、
複数の要素が合わさって
咬み合わせのズレが生じます。
一つ一つの原因を見ていきましょう。
1.元々の歯並びが
ズレている
乳歯から大人の歯へ生えかわった時点で既にズレている場合が多く見られます。子どもの時に「上額の狭さ」が解消されていなければ、大人になっても狭いままです。狭い場所に大きな永久歯が生えれば、ガチャガチャです。


2.態癖(たいへき)
日々の生活の中での良くない癖によって、顎の位置がズレてしまいます。
寝ている時の
身体の向きや頬杖をつく癖
寝る時に横向きの状態で枕が顎を押していたり、頬杖をつくことで自分の掌で顎を片方に長時間、弱い力であっても押し続けることによって、顎の位置がズレてしまうのです。特に小児期の頬杖は顎が変形します。
片方の奥歯でばかり咬む癖
片方の奥歯でばかり咬んでいると、咬んでいる側へ顎の位置がズレていき、歯並びも微妙に変化しています。そして、反対側の奥歯でものを咬めなくなってしまいます。
舌の癖
食べ物を飲み込んだり、つばを飲み込む時に、上下の歯の間に舌をはさむクセがあると、弱い力であっても、それが長期間、何回も力が加わることで、歯が傾いてしまい、次第に咬み合わせの位置がズレてしまいます。
3.歯のトラブル
歯にトラブルが起こることによって、それまでは正常だった咬み合せがズレてしまうこともあります。
親不知
オヤシラズが生えてきて、その手前の歯を押すと噛み合わせがズレてしまい、上下で強く噛むようになります。
歯が折れる、欠ける、抜ける
歯が折れたり欠けたり、また年を取って虫歯や歯周病で歯が抜けてしまったりした際に、すぐに対処すれば大きな問題にはならないですがそのまま放置すると噛み合わせがズレる原因になります。


4.歯の治療
かぶせものやブリッジなどの歯科治療によって噛み合わせがズレる場合もあります。
歯科治療の際は、必ず噛み合わせのチェックも行います。しかし、もともと「正しい位置」がわからない場合はどうなってしまうのでしょう?
治療をすればするほどだんだんと歯の高さがなくなってしまい噛み合わせがズレてしまうこともあります。
噛み合わせの
改善治療の流れ
flow
検査
専用検査機器 K-7
を使って検査します
あごの動きを三次元的にモニター上に映し出すK-7というコンピュータ機器で検査します。
噛むときの筋肉の働きやあごの動きを3Dデータ化して、客観的データをもとに噛み合わせの状態を診断します。
データをもとに噛み合わせ位置を決め、治療方針を決定します。
治療
検査で噛み合わせ位置を決め、歯を作り直すか矯正治療をするか決めます。橋正と補綴を併用する場合も多くあります。
MEAW(マルチループ)矯正(機能矯正)

「マルチループ」といわれる特殊な器具を使います。マルチループの利点は、歯を3次元的に動かすことができるところです。
この器具を使うことで、歯を奥に動かしたり、歯並びを横に拡大したりできるのです。
マウスピース矯正

治療中の痛みが少なく、矯正装置が目立たないのがメリットのマウスピース矯正。ワイヤーやブラケットを使わず、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす新しい矯正方法です。
マウスピース矯正は、経験の少ない医師でも治療を行えることから、矯正を専門に学んだことのない歯科医でも取り扱えます。しかし、計画通りに治療が進まない場合に対応が難しい事が多々あります。
かとう歯科では、マウスピース矯正だけでは難しいと判断した場合、マルチループ矯正を併用して対応しますのでご安心ください。
審美・補綴治療
成人の場合、一見キレイな歯に見えても、正しく噛み合わせを作り上げられない方がほとんどです。元々の正しくない噛み合わせに合わせてあれば作り直しが必至です。
すでにインプラントが使われていれば、その歯は動かず、矯正治療は非常に困難になります。いずれにしろスタート時点で「正しい噛み合わせ位置」を知ることは必須ですから、K-7による診断は重要です。
定期検診
歯周病の管理、噛み合わせの管理、インプラントの予後管理など多岐にわたる項目のチェックが必要です。
動物は歯を失うことで、寿命を迎えます。健康は正しい噛み合わせを維持することが必須と思っています。
噛み合わせの不正による
アゴのズレを科学的に診断
K-7エバリュエーションシステム
噛み合わせに関係する3つのバランスを3次元的に分析します。(自費です)
筋肉の働きやあごの動きを三次元的にモニター上に映し出します。
その人が持つ噛み合わせが体に調和したものなのか、筋肉の働きが正常かどうか、あごの関節に問題がないか、詳細なデータから客観的に診断できるシステムです。


筋肉の緊張状態の検査。
噛み合わせの不正による緊張状態が分かる。

嚙み締めたときの筋肉の動き。

口を開け閉めしたときのスムーズさ。

アゴ運動検査。
リラックスしたときのアゴの位置と、噛み合わせの位置とのズレを調べます。
よくあるご質問
question
質問をクリックすると回答を表示します。
-
Q頭痛持ちなのですが、本当に噛み合わせ改善で治りますか?
過去に脳神経外科などでCT、MRIを撮った事があって、「なんでもありません」と言われた
ことのある方は噛み合わせ由来の「頭痛」である可能性が高いと思われます。
偏頭痛の原因は「三叉神経から分泌される物質」と医学的に証明されています。
三叉神経とは頭頸部の神経です。この範囲の「筋肉痛」と言えるのかもしれません。
K-7で調べてみるといろいろとわかる事があるでしょう。 -
Q年齢的な制限はありますか?
年齢で制限があるわけではありませんが、K-7により検査をして、オーソシス*を入れてみた時に、数回調整をして全く改善が見られない場合は治療を続けるのは難しい場合もあります。
口の中の状態によって、健康でいるために必要な治療をご提案しますのでご相談ください。 -
Q費用は全部でいくらぐらいかかりますか?
初診は保険で対応しています。
その後は自費治療になります。K-7による検査が55,000円・オーソシス*が165,000円かかります。
以降の治療は非常に難しい治療なので全て自費治療となります。 -
Q治療期間はどのくらいかかりますか?
K-7による検査をしてオーソシス*を入れ、1ヶ月に1回調整をしていきます。
症状により異なりますが、噛み合わせ位置を維持しつつ、矯正治療、補綴治療、インプラント治療をします。期間としては2年ぐらいでしょう。※オーソシスとは、透明プラスチックの義歯のようなものです。自分の歯を削ることなく症状が変化するなら治療が可能と思われます。